加古川の商工業の歴史

商工会議所創立20周年

新会館竣工と同時に行われた加古川商工会議所創立20周年記念パーティー。下の写真は昭和45年11月1日、第二代会頭に就任した長谷川末吉氏。

長谷川会頭

▲挨拶にたつ長谷川会頭

商工会議所創立20周年記念式典

▲新会館竣工式と同時に行われた商工会議所創立20周年記念式典

 

商工業施設の充実

加古川工業団地全景

▲加古川工業団地全景

 加古川工業団地は、加古川市野口町水足、北野両地区にまたがり、昭和40年12月に加古川市により計画が決定し、昭和44年12月より用地取得がはじまる。その後、昭和45年10月より造成工事にとりかかり昭和47年3月造成完了となる。総面積は363,000平方メートル、内企業用地が293,000平方メートル、道路、廃水処理場等の公共用地が66,000平方メートル、私有地が4,000平方メートルといった内訳となる。

 工業団地立地企業としては、住友ゴム工業(株)、本州製缶(株)、吉川製油(株)、地元企業としての(株)大和真空工業所、(株)ミヤコー、橋本酸業(株)等、市外から16社、市内中小企業から16社の計32社の企業が入居した。

 

工業団地造成工事現場
▲工業団地造成工事現場
加古川公設地方卸売市場竣工開場記念式典
▲加古川公設地方卸売市場竣工開場記念式典

 加古川市の人口の急激な増加に伴う生鮮食料品の消費量の増大は、その流通を合理的、能率的、かつ衛生的な方法で運営する近代的な卸売市場の建設を必要とした。

 昭和47年、総事業費10億2,900万円。建設期間2年を要して加古川市公設地方卸売市場が誕生。供給人口は30万人に及んでいる。

せり市風景
▲せり市風景

 

開設当時の場内風景

▲開設当時の場内風景

 加古川卸団地は、昭和47年、商工会議所卸売商業部会において建設が提案され、48年9月に加古川商業団地建設協議会を結成、50年6月には加古川卸団地協同組合を創立し、56年10月に竣工するに至った。

組合員数は25社、団地総面積は52,994.26平方メートルである。
当団地は南は加古川バイパス、東は尾上・小野線に接し、交通便利な位置にあるため、旧来の市街地における交通規制から脱皮し、荷受、配送業務が非常に円滑化されており、また異業種の卸売業者の集団化により相互啓発、情報交換が行なわれ、更には対外的信用の増大をはかり、企業の発展と地域社会への貢献に努力している。

 

加古川卸団地

▲加古川卸団地