加古川の商工業の歴史

昭和30年代のスナップ4

川まつり

懐しの古き良き総おどり

 昭和28年8月第1回「川まつり」が開催された。下の写真は初期の頃の川まつり風景である。加古川駅前広場での阿波踊りや各商店会の仕立て舟など、元気のいいところを見せている。

 

加古川民謡普及会撰定
加古川小唄

山本 保 作詞
大塚 徹 補作
三界 稔 作曲

一、咲いた花火を浴衣に染めて
鮎も見蕩れる 川祭り
加古川エゝトコ エヤナイカ
エヤナイカ(囃 以下各節同じ)

二、太子さまでも 両の掌合しゃ
泣けとしぐれは 降らせまい
聖徳閣からエヤナイカ
打出の小槌を振って候 ホイ
播磨平野は米だらけ ホイ
瀬戸内海は魚だらけ
煙突景気に候えば ホイ
加古の街中金だらけ
加古川エゝトコ エヤナイカ

三、日岡詣りで 子もちの牛に
会うて見られて はづかしや

四、別府の蛤 十八娘
熊手多くて 気がもめる

(以上レコード吹込)

五、噂さ鐘がね 聞いてはいたが
誰を松やら 尾上やら

六、加古の駅家は さ霧の昔
今じゃネオンの 虹が立つ

七、ジョセフ彦さん 濱田の育ち
阿閇の若布も 濱育ち

神楽坂はん子

三味線 豊吉・豊藤
琴 米川 敏子
コロムビア オーケストラ

 

川まつりの横幕

▲駅前アーチにかかった川まつりの横幕

阿波おどりの広場

▲寺家町の商店街ののぼりが立った阿波おどりの広場

加古川べり

▲川まつりの提灯の立った加古川べり

駅前での阿波おどり

▲駅前での阿波おどり

駅前パレードの一コマ

▲駅前パレードの一コマ

商店街の仕立て船

▲商店街の仕立て船

 

菊花展

伝統を受けつぐ秋の風物詩

第1回菊花展会場の様子

▲第1回菊花展会場の様子

菊花展会場における大橋会頭

▲菊花展会場における大橋会頭

 

 「川まつり」と並んで秋の風物詩になっている菊花展。写真は昭和31年当時の菊花展でのスナップである。

 現在は「加古川まつり」「菊花展」とも加古川商工会議所内に事務局をおく加古川市観光協会及び加古川市の主催でおこなわれている。